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3月11日の地しん直後の記録

渡辺 南美  いわき市鹿島町

  3月11日午後2時46分、私は学校から帰ってすぐに病院へ車で行こうとしていて家で急いでじゅんびをしていたその時、お母さんが二かいのかいだんから、「地しんだ!」とさけんでいた。私はそんなでかい地しんだとは思わなかったが、大きな地ひびきがおこった。それは外に出るほど大きい地しんだった。私は車に乗っていれば少しは助かると思って、家族三人で車に乗った。車に乗るのもくろうした。大きな地しんでちゃんと立てなかったからだ。車にしばらく乗っているとお父さんのケイタイにエリアメールという物がとどいた。それを見ると大熊はしんど6強だった。私はびっくりした。夜になると明かりはなかったから、庭にあるかだん用のライトで明るくしていた。食べ物もきょうふのせいか、パン一切れしか食べられず、ねる時もよしんが何度もおこった。

  こわかった。もう私はこんな思いを二度としたくないと思った。


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