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ふるさとの伝統ある祭り

諏訪神社 宮司

宇佐神幸一(富岡町)


富岡町・麓山の火祭り
富岡町・麓山の火祭り

原発事故のため今も神社界は240もの大小の神社と30人あまりの神職が郷土を離れ、神社奉仕も出来ず避難しています。今後は建物の改修や保全、氏子への連絡と神社職員の生活など困惑しております。

山岳信仰の代表的な祭りとして約400年の歴史がある「富岡町・麓山の火祭り」は平成18年度に「県重要無形民族文化財」に指定され、白足袋・サラシ姿の男衆が長さ2~3mの松明を担ぎ、一気に山頂へ駆け上がる勇壮で厳粛な神事ですが、お祭りは郷土の伝統的な行事で人々の心の支えの原点でもあるので、神職として決してなくすことが出来ない行です。これからは氏子さんや避難されている皆さんの協力をいただき、古き伝統と郷土を想う心を共に語りあう環境が必要で、郷土の神様を守っていけるように小規模でも行えるようなお祭りを継続するべきであると考えています。

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