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あの日を忘れない

松本 育子  いわき市平

 浪江町で、お好み焼き店を営業中「大地震を体験」あの日は中学校の卒業式でもあった。店内には三組ほどの中学生のグループが、楽しそうにお好み焼き・もんじゃ焼き等を食べていた姿を忘れることはできない!しかしながら、私には一つ今でも後悔している事がある。大地震に気を取られ店内にいた中学生に、一言も声をかけて誘導することが出来なかったことです。

「みんな、本当にごめんなさい」

 大地震から30分後、おーい7メートルの津波が来るぞ、早く逃げる準備を、、、知人から言われ無我夢中で避難したことを覚えています。あの日から、原子力災害によって転々と避難生活「築一年の自宅」には本当に帰れる日が訪れるのでしょうか?

 一時帰宅した家を見て、草刈りをして庭にパンジーを植え、私は住みたいと、住み慣れた町を愛しくてなりませんでした。頑張ってまた、「浪江の焼きそば・お好み焼きを再開します」かならず!!


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